白身魚フライに使われる魚の正体は?白身魚の種類と特徴をやさしく紹介!

白身魚フライに使われる魚の正体は?

白身魚フライって、あのやさしい味がたまらないんですよね。

でも実は、「この白身魚って何の魚なんだろう…?」って一度は気になったことありませんか?

パッケージにも“白身魚フライ”としか書いてなくて、正体が分からないまま食べている人も多いはず。

実際、白身魚フライに使われる魚ってひとつじゃなくて、スーパーやお惣菜コーナーによっても種類がバラバラなんです。

よく見かけるスケソウダラのほかにも、ホキ・メルルーサ・パンガシウスなど、意外といろいろ使われているんですよ。

この記事では、白身魚フライによく使われる魚の“正体”や、それぞれの特徴をわかりやすく紹介していきます。

「あっ、この魚だったのか!」とスッキリしてもらえると思うので、ぜひ気軽に読み進めてみてくださいね。

 

  1. 白身魚フライに多い魚の“正体”はこれ!結論からいっちゃうと…
    1. 白身魚フライの主役はスケトウダラ(もっとも一般的)
    2. 近年増えているのがホキ(日本の惣菜でも多い)
    3. 輸入フィレで存在感が強いメルルーサ
    4. 外食で急増中のパンガシウス(バサ)
    5. 白身魚フライでよく使われる4種まとめ
  2. そもそも「白身魚」ってどんな魚?意外と知らない正体
    1. 白身魚=脂肪が少なく、身が白い魚の総称
    2. 白身魚として分類される主な魚(身近な種類)
  3. なぜ白身魚フライに“タラ系の魚”が使われやすいのか?
    1. 淡白でクセがない味がフライと相性バツグン
    2. 加工しやすく大量生産に向いている(歩留まりが良い)
    3. 価格が安定している輸入フィレが豊富
  4. 白身魚フライは安全?原料魚の産地と資源管理の話
    1. スケトウダラやホキは国際的な資源管理の対象
    2. パンガシウスは養殖が主流。衛生基準も国際規格で管理されている
    3. メルルーサなど南米系の原料もトレーサビリティが整ってきている
  5. 家庭で白身魚フライを作るなら?おすすめ魚と選び方
    1. タラ(生・冷凍)なら間違いなし
    2. ホキの切り身も最近は手に入りやすい
    3. メルルーサの冷凍フィレも家庭向けが増えている
    4. 選ぶときのポイント(身の厚み・臭み・鮮度など)
  6. 白身魚フライQ&A|よくある疑問でスッキリ理解
    1. 白身魚フライは何の魚か特定できるの?
    2. フィッシュバーガーの白身魚は何?
    3. パンガシウスは危険って聞いたけど本当?
    4. 白身魚フライの栄養は?太りやすい?
  7. まとめ|白身魚フライの“正体”を知るともっと美味しい!

白身魚フライに多い魚の“正体”はこれ!結論からいっちゃうと…

まず一番気になるのって、「結局どの魚が白身魚フライの正体なの?」ってところなんですよね。

実は、白身魚フライに使われる魚ってひとつじゃなくて、用途や仕入れ、産地によっていくつかパターンがあります。

とはいえ、スーパーや外食でよく使われる“代表選手”はほぼ決まっているんです。

というわけで、結論からいっちゃいますね。

白身魚フライでよく使われる魚は、この4つが中心です。

 

白身魚フライの主役はスケトウダラ(もっとも一般的)

白身魚フライの主役はスケトウダラ

一番よく使われているのがスケトウダラ

クセがなくて淡泊、万人受けする味で、家庭用・業務用どちらも“まずこれ”というほど定番です。

フィッシュフライや冷凍フライの原料として使われることが多く、スーパーで見かける白身魚フライの大半はこのスケトウダラと考えてOKです。

「ふんわり・ほろっとした食感」が特徴で、衣と相性がいいのも人気の理由ですね。

 

近年増えているのがホキ(日本の惣菜でも多い)

近ごろ存在感をぐっと増しているのがホキ

ニュージーランド・オーストラリア周辺で獲れる魚で、身質がしっかりしているためフライとの相性が抜群。

日本のスーパー惣菜でもホキを使ったフライが増えてきています。

タラよりも少し肉厚なイメージで、ほろっとしつつも“プリッ”とした歯ごたえが特徴。

白身魚フライの中でもちょっとリッチめの仕上がりになります。

 

輸入フィレで存在感が強いメルルーサ

メルルーサ

ヨーロッパ・南米を中心に使われているのがメルルーサ

日本では「聞いたことはあるけど詳しくは知らない」人が多いものの、実は業務用の輸入フィレとしてはかなり流通しています。

クセが少なく、ふんわり感が強いタイプの白身魚。

外観はタラに似ていますが、脂は控えめで軽い食べ心地が特徴です。

海外では“白身魚フライの定番”としてメジャーな存在なんですよ。

 

外食で急増中のパンガシウス(バサ)

外食で急増中のパンガシウス(バサ)

外食チェーンや惣菜で急増しているのが、東南アジア産のパンガシウス(バサ)

クセがほとんどなく、ふっくらやわらかい食感で、コスト面でも扱いやすいため、近年かなり広まっています。

脂がほどよく乗っていて、衣と合わせるとジューシーに仕上がるのが魅力。

「最近◯◯チェーンで見かける白身魚フライ、あれバサじゃない?」というケースも結構あります。

 

白身魚フライでよく使われる4種まとめ

魚の種類 主な特徴 よく使われるシーン
スケトウダラ 淡泊・クセなし・ほろっと柔らかい スーパーの定番・冷凍フライ
ホキ 肉厚・プリッとした身・食べごたえあり 惣菜、外食フライ
メルルーサ 海外では超メジャー・軽い食感 輸入フィレ、業務用
パンガシウス(バサ) ふっくら・ジューシー・安定供給 外食チェーン、惣菜

 

そもそも「白身魚」ってどんな魚?意外と知らない正体

ここでちょっと立ち止まって、そもそもの疑問です。

「白身魚」って、よく聞くけど実はこれ、特定の魚の名前じゃないって知っていましたか?

スケトウダラやホキみたいに、ちゃんとした魚の名前だと思っていた人も多いと思いますが、白身魚というのはあくまで“魚のタイプ(性質)”を表す呼び方なんです。

ここを押さえておくと、白身魚フライの話もグッと分かりやすくなります。

 

白身魚=脂肪が少なく、身が白い魚の総称

白身魚とは、その名のとおり、「脂肪が少なくて、身の色が白っぽい魚」のことをまとめた呼び方です。

逆に言うと白身魚は、

  • さっぱりした味わい
  • クセが少ない
  • フライやムニエルなど油を使う料理と相性がいい

という特徴を持っています。

ここで、よく混同されがちな他の魚との違いも整理しておきましょう。

 

赤身魚との違い

赤身魚(マグロ・カツオなど)

赤身魚(マグロカツオなど)は、筋肉の中に「ミオグロビン」という色素が多く含まれており、その影響で身が赤く見えるのが大きな特徴です。

そのため、赤身魚には

  • 味がしっかりしている
  • 鉄分が豊富
  • たんぱく質が多い
  • 運動量が多い人や成長期の栄養補給に向いている

といった、“体を作るための魚”という一面があります。

一方、白身魚はというと、

  • 胃腸にやさしい
  • あっさりして食べ疲れしにくい
  • 脂が少なく、毎日の食事に取り入れやすい

という、“日常使いしやすい魚”のポジション。

・ガッツリ栄養をとりたい日は赤身魚
・さっぱり食べたい日は白身魚

こんな感じで使い分けると、魚選びもぐっと楽になります。

 

青魚との違い

青魚(サバ・イワシ・アジなど)

青魚(サバイワシアジなど)は、DHAやEPAといった必須脂肪酸が非常に豊富で、「体にいい魚」としてよく知られています。

ただしその反面、

  • 脂が多い
  • 独特のにおいが出やすい
  • 鮮度が落ちるとクセが強くなる

といった、やや扱いにくい面もあります。

その点、白身魚は

  • においが出にくい
  • 冷凍保存に向いている
  • 下処理が比較的ラク
  • フライやムニエル、あんかけなど幅広い料理に使える

という、“使いやすさ重視タイプ”の魚。

だからこそ、

✔ 給食
✔ コンビニ弁当
✔ スーパーの惣菜
✔ 定食屋さんの白身魚フライ

こんな場面で、白身魚が安定して選ばれているんですね。

 

味や食感の特徴

白身魚は、基本的に
「ふんわり」「ほろっと」「やさしい味」という表現がぴったり。

だからこそ、白身魚フライは子どもからお年寄りまで万人向けなんです。

 

白身魚として分類される主な魚(身近な種類)

「白身魚」とひと口に言っても、その中身は意外とたくさんあります。
スーパーでよく見かける身近な白身魚をいくつか挙げると、こんな魚たちです。

  • タラ
    白身魚の代表格。フライ・鍋・ムニエル、何でもこなす万能選手。

  • タイ
    お祝いの席のイメージが強いですが、実は立派な白身魚。上品な味わいが特徴。

  • ヒラメ
    高級魚のイメージですが、フライにしてもふっくら美味しい魚です。

  • カレイ
    ヒラメと見た目が似ていますが、こちらも白身魚の代表格。唐揚げやフライ向き。

  • スズキ
    川と海を行き来する魚で、クセがなく淡泊。フライやムニエルでも活躍します。

こうして見ると、「あ、普通に食べてる魚ばっかりだな」と思いませんか?

白身魚って、実は私たちの食卓にいちばん身近な魚のグループとも言えるんです。

 

なぜ白身魚フライに“タラ系の魚”が使われやすいのか?

白身魚フライと聞くと、「白身魚って言ってるけど、結局タラが多いよね?」と感じたこと、ありませんか?

実はこれ、偶然でも業界の都合だけでもなく、ちゃんとした理由が3つそろっているんです。

それが、「味」「加工のしやすさ」「価格の安定感」。

この3つがバランスよくそろっているのが、タラ系の魚たちなんですね。

 

淡白でクセがない味がフライと相性バツグン

白身魚フライの代表格といえば、やっぱりスケトウダラです。

白身魚フライの代表格といえば、やっぱりスケトウダラです。

この魚の最大の特徴は、とにかく味が淡白で、クセがほとんどないこと

フライって、魚そのものの味を前面に出す料理というより、衣のサクサク感や、ソース・タルタルソースの味わいを楽しむ料理でもありますよね。

スケトウダラは自己主張が強くない分、どんな味付けとも相性がよく、冷めても生臭さが出にくく、子どもでも食べやすい。

まさに、「フライにするために生まれてきた魚」みたいな存在なんです。

 

加工しやすく大量生産に向いている(歩留まりが良い)

タラ系の魚がフライ用として重宝される理由は、味だけではありません。

加工のしやすさ=工場向きであることも、ものすごく大きなポイントです。

スケトウダラは、身が大きくて形がそろいやすく、骨も比較的少ないため、フィレ(切り身)に加工しやすく、サイズも安定させやすい魚です。

その結果、スーパー用・冷凍食品用・業務用と、大量に、しかも均一な品質で白身魚フライを作ることができるんですね。

つまり、「たくさん作れて、失敗が少ない」。

これは、作る側から見るとかなり理想的な魚というわけです。

 

価格が安定している輸入フィレが豊富

さらにもうひとつ重要なのが、価格の安定感です。

白身魚フライに使われる魚は、スケトウダラだけではありません。

近年は、ホキメルルーサパンガシウスといった、海外から輸入される白身魚フィレも多く使われています。

これらの魚は、年間を通して漁獲量が安定していて、大型でフィレ加工にも向いています。

さらに冷凍輸送にも強く、国産魚に比べてコストを抑えやすいという特徴もあります。

そのため、

  • 定食屋さんの白身魚フライ
  • コンビニやスーパーの惣菜
  • 冷凍食品
  • 学校給食

こうした身近な白身魚フライの多くは、実はこうした輸入フィレたちが“縁の下の力持ち”として支えているケースがとても多いんですね。


白身魚フライにタラ系の魚が多い理由は、「おいしい」「作りやすい」「値段が安定している」という、三拍子がそろっているから。

決して「安い魚だから使われている」のではなく、フライという料理に“向きすぎている魚”だから選ばれている、というのが本当の理由なんです。

 

白身魚フライは安全?原料魚の産地と資源管理の話

「パンガシウスって、名前からしてちょっと不安…」
「輸入の白身魚って、安全性は大丈夫なの?」

白身魚フライについて調べていくと、こんな声、けっこう多いんですよね。

でも結論からいうと、現在、日本で流通している白身魚フライ用の原料魚は、しっかりとした基準のもとで管理されているものがほとんどです。

ここでは、代表的な原料魚ごとに、「どんな管理のもとで流通しているのか?」を、できるだけ噛み砕いて見ていきましょう。

 

スケトウダラやホキは国際的な資源管理の対象

白身魚フライの王道ともいえるスケトウダラホキは、実は世界的にもかなり厳しく資源管理されている魚なんです。

これらの魚は、乱獲を防ぎ、長く安定して漁を続けていくために、MSC認証(持続可能な漁業の国際認証)などの対象にもなっています。

MSC認証では、

  • 乱獲していないか
  • 海の環境に配慮した漁法か
  • 資源管理がきちんと行われているか

といった点が、第三者機関によってチェックされています。

私たちがスーパーや外食で口にしているスケトウダラやホキの中にも、こうした国際基準をクリアした魚が、しっかり含まれているというわけですね。

 

パンガシウスは養殖が主流。衛生基準も国際規格で管理されている

パンガシウスは養殖が主流

「名前がちょっと怪しそう…」と誤解されがちなパンガシウスですが、実はこの魚、ほとんどが養殖で育てられています

主な産地はベトナムなどの東南アジアで、大規模な養殖池で、エサ・水質・病気対策などを細かく管理しながら育てられています。

さらに、パンガシウスの養殖場の多くは、ASC認証(責任ある養殖の国際認証)などの基準に沿って管理されており、

  • 水質管理
  • 抗生物質の使用制限
  • 作業環境の安全性

といった点までチェックされています。

「安い=危ない」というイメージを持たれがちですが、実際には国際基準に沿って、かなり厳しく管理された養殖魚なんですね。

 

メルルーサなど南米系の原料もトレーサビリティが整ってきている

メルルーサは、主に南米(アルゼンチンやチリ沖)で漁獲される白身魚です。

こちらも近年は、資源管理や流通ルートの透明化がかなり進んでいます。

具体的には、

  • どこで獲れた魚か
  • どの船が漁獲したのか
  • どの工場で加工されたのか

といった情報が追跡できる、「トレーサビリティ管理」が整えられつつあるんですね。

この仕組みがあることで、問題が起きた際にも流通経路をすぐに特定でき、食の安全が守られる仕組みになっています。


白身魚フライに使われている魚たちは、

  • 天然の魚は国際的な資源管理のもとで
  • 養殖魚は国際基準の衛生管理のもとで
  • 加工や流通もトレーサビリティ付きで

という形で、きちんと“見える管理”がされている魚ばかりです。

名前が聞き慣れないからといって、「怪しい魚」「よく分からない魚」と決めつける必要はありません。

むしろ今は、“名前は知らなくても、中身はしっかり管理されている時代”になっているんですね。

 

家庭で白身魚フライを作るなら?おすすめ魚と選び方

ここまでは、白身魚フライに「どんな魚が使われているのか?」という外食・惣菜目線の話をしてきました。

でも中には、「じゃあ、家で白身魚フライを作るなら何の魚を選べばいいの?」と思った人もいますよね。

スーパーで手に入る魚でも、ちょっとポイントを押さえるだけで、お店みたいにふっくら美味しい白身魚フライはちゃんと作れます。

ここからは、家庭向けのおすすめ魚と、失敗しにくい選び方を紹介していきます。

 

タラ(生・冷凍)なら間違いなし

家庭で白身魚フライを作るなら、まず安心しておすすめできるのがタラです。

生でも冷凍でも手に入りやすく、クセがなく、誰が揚げても失敗しにくい万能タイプの白身魚ですね。

タラは身がやわらかく、水分が多いのが特徴なので、揚げる前にキッチンペーパーで軽く水分をふき取っておくと、衣がベチャッとしにくくなります。

「今日ちょっと揚げ物やってみようかな…」という日でも、タラなら気負わず挑戦できる、まさに家庭向け白身魚フライのエースです。

 

ホキの切り身も最近は手に入りやすい

以前は業務用のイメージが強かったホキですが、最近はスーパーの冷凍魚コーナーなどで、切り身として見かけることも増えてきました。

ホキは身がしっかりしていて、揚げても縮みにくく、サクッとした衣と、ふんわりした中身のコントラストがとてもきれいに出ます。

「ちょっとお店っぽい白身魚フライを家で作りたい」

そんなときには、ホキはかなり頼れる存在ですよ。

 

メルルーサの冷凍フィレも家庭向けが増えている

メルルーサも、ここ数年で家庭用として見かける機会が増えてきました。

特に冷凍フィレは、骨取り済み・下処理不要のものが多く、「揚げるだけ」で白身魚フライが作れるのが最大の魅力です。

味はタラよりもややしっかりめで、ホキよりはあっさり寄り。

「いつもとちょっと違う白身魚フライを作ってみたい」ときの、良い選択肢になります。

 

選ぶときのポイント(身の厚み・臭み・鮮度など)

家庭で白身魚フライを成功させるかどうかは、実は“どの魚を選ぶか”よりも、“どの切り身を選ぶか”のほうが大事だったりします。

まず見るべきなのは、身の厚みが均一かどうか

厚みにムラがあると、火の通りに差が出てしまい、表面は焦げているのに中が生っぽい…なんて失敗につながります。

次にチェックしたいのが、におい

生臭さが強いものは、揚げてもそのまま残りやすいので、売り場でパックを持ったときに違和感を覚えたら、無理に選ばないのが正解です。

最後は、色とハリ

白身魚は、身が白く、表面にうっすら透明感があり、指で軽く押すと弾力が戻るものが、鮮度が良いサインです。

この3点さえ押さえておけば、家庭の白身魚フライは、失敗知らずになります。


家で白身魚フライを作るなら、

  • まずはタラが安心
  • ホキやメルルーサで少し変化をつける
  • そして何より「切り身の状態」をよく見る

この3つを意識するだけで、お店に負けない白身魚フライが、ちゃんと家で作れるようになりますよ。

 

白身魚フライQ&A|よくある疑問でスッキリ理解

ここまで読んで、「なるほど〜」とスッキリした人もいれば、「でも、これって実際どうなの?」と、まだ少しモヤッとしている人もいるかもしれません。

そこでこのH2では、検索でもよく聞かれている白身魚フライにまつわる“よくある疑問”を、Q&A形式でサクッと整理していきます。

 

白身魚フライは何の魚か特定できるの?

結論からいうと、見た目だけで魚の種類を特定するのは、ほぼ不可能です。

白身魚フライは、衣で完全に包まれ、味もクセが出にくい魚が使われるため、スケトウダラなのか、ホキなのか、メルルーサなのかは、原材料表示を見ない限り分からないと思っておいた方が確実です。

特に外食や総菜の場合は、「白身魚」とだけ表記されていることがほとんどなので、どうしても気になる場合は、スタッフさんに聞いてみるのが一番確実な方法ですね。

 

フィッシュバーガーの白身魚は何?

フィッシュバーガーの白身魚は何?

ファーストフード店などで使われているフィッシュバーガーの白身魚は、多くの場合、スケトウダラホキなどの、クセがなく、形が安定した白身魚が使われています。

理由はやはり、

  • 味が淡白でソースと相性がいい
  • 加工しやすく、サイズを統一しやすい
  • 大量生産に向いている

という点。

フライと同じで、「主張しすぎない魚」が選ばれているんですね。

 

パンガシウスは危険って聞いたけど本当?

これはかなり多い質問ですが、結論からいうと、日本の市場に流通しているパンガシウスは、基本的に安全性が確認されたものです。

パンガシウスは主に養殖魚で、国際的な衛生基準や、日本の輸入時検査をクリアしたものだけが流通しています。

インターネット上では、「海外の川が汚れている」などの話だけが一人歩きして、不安が必要以上に大きくなっているケースも少なくありません。

少なくとも、日本のスーパーや外食チェーンで使われているパンガシウスについては、過度に心配する必要はないと考えて大丈夫です。

 

白身魚フライの栄養は?太りやすい?

白身魚そのものは、

  • 高たんぱく
  • 低脂質
  • 消化が良い

という、かなり優秀な食材です。

ただし、問題になるのは「フライ」という調理法。

油で揚げている分、どうしてもカロリーと脂質は増えます。

とはいえ、

  • 唐揚げやとんかつに比べると脂質は控えめ
  • タルタルソースをかけすぎない
  • 夜遅くに食べすぎない

このあたりを意識すれば、「白身魚フライ=太る食べ物」と決めつけるほどではありません。

 

まとめ|白身魚フライの“正体”を知るともっと美味しい!

「白身魚フライって結局どんな魚なの?」という素朴な疑問、ここまで読んでくださった方なら、もうスッキリ解消できたのではないでしょうか。

まず、市販の白身魚フライによく使われている代表的な魚は、この4種類でしたね。

  • スケトウダラ
  • ホキ
  • メルルーサ
  • パンガシウス

どれも「身が白くて、クセが少なく、フライにすると美味しい」という共通点を持った、まさに白身魚フライ向きの魚たちでした。

そして改めて押さえておきたいのが、白身魚とは“脂肪が少なく、加熱すると身が白くなる魚の総称”という点。特定の魚の名前ではなく、性質による分類なんですよね。

さらに、家庭で白身魚フライを選ぶときのポイントは、

  • 身に厚みがあること
  • 臭みがないこと
  • 冷凍なら霜が少なく色がきれいなこと

このあたりを意識するだけで、仕上がりがグッと変わってきます。

「白身魚フライ=正体不明でちょっと不安…」と感じていた方も、中身が分かれば、なんだか前より安心して、より美味しく食べられそうですよね。

今夜のおかずや、フィッシュバーガー、給食メニューまで。

白身魚フライ、これからはぜひ“中身を想像しながら”味わってみてください。きっと、ひと口の満足度がちょっと上がりますよ。

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